口呼吸と「あいうべ体操」

医院ブログ, 歯科衛生士コラム

先日、日本アンチエイジング歯科学会に参加しました。2日間に渡り、さまざまな内容の講演をききました。その中でも特に興味深かったのが「口を閉じれば病気にならない」というお話です。つまり、口を閉じて鼻で呼吸することが医科的な病気の予防につながるということで、講演の中で口呼吸の弊害、鼻呼吸がなぜいいのかなどお話があり、非常に勉強になりました。

鼻呼吸は、外気の冷たい空気をあたためたり、乾燥した空気をうるおし湿度を整えて体内に取り組む機能に優れています。

一方、口呼吸ではその機能が1割~2割劣っており、冷たく乾燥した空気が体内に取り込まれます。また、吐く息にも鼻呼吸に比べると多くの水蒸気が含まれているため、体の乾燥にもつながります。

患者さんの中にも知らずに口呼吸をしている方もおられると思います。場合によっては鼻の疾患の治療や歯列矯正が必要なこともありますが、今回の講演では簡単に始められる方法として「あいうべ体操」を教えていただきました。

溝渕歯科でもお口の中やお顔を拝見し、口呼吸の可能性のある方には体操も含めて詳しくお話させていただいています。ご興味のある方はぜひお気軽にお声かけください。

衛生士 山本