中高年の「免疫アップ術」

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中高年期(40歳〜60歳)にさしかかると、身体と心に変化があり、口の中にも影響を与えます。

その変化には体力低下、高血圧・糖尿病等の生活習慣病の発症や更年期障害などがありますが、中でも更年期障害では口内炎、口の乾燥、舌の痛み、歯ぐきからの歯周病の進行など口の中の不調を伴うこともあります。これらの不調を和らげる「免疫アップ術」をお試し下さい。

最初は食習慣の改善です 核酸食品と呼ばれる「DNA」を多く含む食品(ちりめんじゃこ、鮭の白子、鰹節、海苔、茸、大豆等)をとることで免疫のバランスを整え、免疫細胞を活性化する効果があります。
また、発酵食品や植物繊維を多く含む食品(ヨーグルト、味噌、ぬか漬け、納豆、キムチ、海藻、こんにゃく、おくら)をとると、腸内細菌を整える効果があり免疫アップに繋がります。
最近は「ファイトケミカル」という、植物が紫外線や害虫から身を守るために作り出した物質が、抗酸化作用が高いと話題になっています。
ブルーベリー:アントシアニン   緑茶、紅茶  :タンニン
大豆    :イソフラボン    トマト    :リコピン
タマネギ  :フラボノール    みかんの房や筋 :フラバノン ヘスペリジン

このような食品を上手く組み合わせて摂取しましょう。 もう一つのポイントは運動、ストレッチや半身浴で身体を温めることです。体温が1度上がると免疫は6倍になるとも言われていますので、お風呂で温まったり、身体を動かすことが効果的です。

これから寒い日が続きます、免疫アップ術で身体も心もそしてお口の中も健康な毎日を送りましょう。

歯科衛生士 山本