口腔外科・親知らずの抜歯
口腔外科とは
虫歯や歯周病の治療を除く、口内やその周囲の疾患を対象とする外科処置を行う診療科です。
顎関節症、親知らずの抜歯（埋伏などの難しいケースの抜歯も含む）、抜歯した親知らずを利用した歯牙移植などを行っています。
顎関節症（がくかんせつしょう）
顎の関節周りの何らかの原因で、顎が鳴ったり、痛みや口が開かないなどの機能低下が起きることを言います。肩こり・頭痛・難聴・めまい・食欲不振などの症状が出てくる場合もあり、生活に支障をきたします。
生活習慣病的な部分が大きいため、歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖や取り除く、患者自身が行うセルフケアが治療の中心となります。その他には薬物療法、原因 となる噛み合せの矯正、関節腔内を洗浄、内視鏡下での外科的手術などの方法によって治療を行なうこともあります。
親知らずの抜歯
若年代のうちの抜歯がおすすめです
当院はこれまで多くの親知らずの抜歯症例を重ねてきましたが、ご相談に来られる患者さまの年齢層をみた時、大学生などの若年代の方が多い傾向にあります。当院でも、これくらいの時期の抜歯をおすすめしています。その理由は「骨の軟らかさ」にあります。
歯と骨がしっかりくっついていると、当然、抜歯しにくくなりますが、大学生などの若年代であれば骨が軟らかいため、抜歯しやすく、患者さまの負担も抑えられるからです。そのため、この時期を「お体への侵襲が一番少ない時」と考えて、抜歯の1つのタイミングとしておすすめしています。
当院の親知らずの抜歯の特徴
できる限り短時間・少ない侵襲で抜歯を実施
抜歯にともなう患者さまの負担や、抜歯後の腫れ・出血を抑えるために、できる限り短時間での処置を心がけて、少ない侵襲で抜歯するように努めています。
技術力の高い歯科医師が処置を担当
院長を含めて当院に在籍する歯科医師は皆、親知らずの抜歯の経験が豊富で高い技術力を持っています。また、京都大学医学部附属病院から信頼のおける歯科医師を招いて抜歯を行うなど、専門的な処置も実施しています。
安全な抜歯のために「診断」を重視
当院ではほとんどの親知らずの抜歯に対応可能ですが、全身麻酔が必要な時や、下顎の難症例などでは、適切に見極めて診断を行い、大学病院などの専門機関をご紹介するようにしています。安全な親知らずの抜歯のために、精度の高い診断を重要視しています。