当院の訪問診療

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訪問歯科への私たちの思い

平成17年頃から力を入れて行っています

まだ「訪問歯科」という名前がついておらず、「歯科医師の往診」と呼ばれていた頃、溝渕歯科医院は開業当初より訪問歯科を行っていました。当時は院長が行っていて、当院へ通院されていたがそれが困難になった患者さまや、歯科医師会からご紹介を受けた患者さまなど限られた範囲での診療でしたが、平成17年に新設移転したのを機に、副院長が中心となって訪問歯科に力を入れるようになりました。
また、介護施設の口腔ケアに関わるようになったことも、当院の訪問歯科が拡大したきっかけです。介護施設での口腔ケアは現在も行っていて、入居されている患者さま全員のお口の状態を診させていただいています。さらにケアマネージャーの方との繋がりが増えて、在宅の患者さまをご紹介いただくようになって現在のスタイルが作り上げられました。

今後、ますます訪問歯科は重要になると考えています

高齢化社会の進行にともない、今後、ますます訪問歯科は重要になると考えています。歯科医院へ通院できなくなった患者さまのお口の健康を守り、人生の大きな楽しみである「食事」をサポートすることは、その方のQOL(人生の質)の維持・向上に繋がります。寝たきりになっても、認知症になっても、毎日の食事は楽しみなものです。そうした楽しみや喜びを支えたいという思いが、私たちの訪問歯科の根底にあります。

訪問歯科を受けるメリット

通院できなくてもケア・治療が受けられる

訪問歯科では、歯科医師や歯科衛生士が患者さまのご自宅におうかがいしますので、寝たきりや認知症などにより通院が困難な場合でも、口腔ケア、虫歯治療、入れ歯の調整などが受けられます。

誤嚥性肺炎が予防できる

誤嚥性肺炎とは、嚥下機能の低下などにより食べ物や胃液などが誤って気管や肺に流れ込むことで起こる肺炎です。飲食物の誤嚥だけでなく、口腔内の細菌を誤嚥することでも起こるため、予防のためには定期的な口腔ケアが重要となります。

咀嚼機能の改善・廃用症候群の予防がはかれる

寝たきりやお体が不自由な方にとって。毎日の食事は大きな楽しみの1つです。その楽しみを支えるために、お口のトレーニングにより咀嚼機能の改善や、廃用症候群の予防などを行います。美味しく食事が味わえるようになることは、その方のQOL(人生の質)の維持・向上に繋がります。

訪問歯科の対象となる方

医院を中心に半径16kmが対象地域となります

訪問歯科でおうかがいできる範囲は、医院を中心に半径16km以内となります。当院の場合、おおよそ京都市内がカバーできますので、多くの方にご利用いただけるものと思います。

当院を未受診の方もご利用いただけます

医院によってはカルテがある方(受診したことがある方)のみを対象に訪問歯科を行っているところもありますが、当院では未受診の方でもご利用いただけます。例えば、今まで近くの歯科医院に通っていたが、足腰が悪くなり階段が上れなくなったので、当院の訪問歯科を利用するようになったというケースもあります。
また、かかりつけ医がいるものの、訪問歯科を行っていないので当院へご相談に来られるケースもあります。そうした場合には、かかりつけの先生と情報共有しながら、適切なケア・治療を行わせていただきます。