予防について

当院の診療のメインは「予防」です

「お口の健康」を守るために重要なこと

一般歯科

“私たちは患者さまの「お口の健康」を守ることを通じて、「心と身体の健康」に貢献いたします”
これが溝渕歯科医院が大切にしている診療理念(コンセプト)です。
では、「お口の健康」を守るために何が重要かと言えば、「予防」に他ならないと考えています。現在、予防歯科の重要性が広く言われるようになり、「治療のためではなく、予防のために歯科医院へ通院する」という考え方が認知されつつあります。当院ではこうした流れが生まれる前後から、予防歯科の大切さに気づき、積極的に取り組んできました。
予防歯科を診療のメインと位置づけていて、患者さまの心と身体の健康のためにも、歯科医師・歯科衛生士が連携して効果的なケアをご提供いたします。

病気予防にはセルフケアも欠かせません

一般歯科

虫歯や歯周病から歯を守るためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが大事ですが、それと同じくらい患者さまによるセルフケアも欠かせません。それらが両立して初めて、効果的な予防が実現できるのです。
そのため当院では、歯科医院でのプロフェッショナルケアで口腔内の状態をチェックしたり、歯科衛生士によるクリーニングで清掃したりする以外にも、患者さまのセルフケアの精度を高めるためのアドバイス・指導にも力を入れて取り組んでいます。

担当歯科衛生士による効果的なケア

一般歯科

当院では担当歯科衛生士制を導入していて、担当歯科衛生士が同じ患者さまのお口を長期的にケアさせていただくようにしています。同じ歯科衛生士が担当することで、口腔内の変化に気づきやすくなり、その方に最適なケア方法がアドバイスできるようになります。

今ではなく「将来の健康」を守るために

現在のお口の状態が続くとは限りません

予防歯科の重要性が認知されつつありますが、それでもなかなか歯科医院へ足が向かない方もおられます。そうした方は「症状がないので、歯科医院へ通う必要はない」「毎日歯磨きしているので大丈夫」とお考えなのではないでしょうか?
今、お口の中が良好な状態でも、それが20年先、30年先も続くとは限りません。今ではなく「将来の健康」を守るためにも予防歯科はとても大切です。また、ご自身ではきちんとケアできているつもりでも、専門家がチェックしてみると磨き残しがあったり、病気リスクが潜んでいたりする場合があります。「大丈夫」「問題ない」と自己判断せずに、歯科医院できちんと確認してもらうことをおすすめします。

全身の健康を守るためにも予防を

歯周病と糖尿病の関連性はよく言われていて、ご存知の方も多いと思います。糖尿病患者は歯周病になりやすく、血糖コントロールが悪くなって悪化を招くとされています。そのため、お口の中を健康な状態に保つことは、全身の健康を守ることに繋がると言えます。また、肺炎は現在、日本人の全死因の第3位ですが、口腔内の細菌が肺へ送られることで起こるため、ここでも口腔ケアが全身の健康を守るために大切だということが言えます。

口腔ケアと認知症の関係

最近では「歯周病と認知症の関係」についても言及されるようになっていて、認知症の原因の1つとして、「アミロイドβ」というタンパク質のゴミが脳内の神経細胞に蓄積することが挙げられますが、脳内のゴミの蓄積と歯周病が関係していると言われています。また、咀嚼機能と認知症に関する研究も進んでいて、以前は「咀嚼することで脳に刺激が伝わり、認知症の進行が防げる」と言われていましたが、今では咀嚼のたびに血液が脳に送られて、海馬に溜まっているアミロイドβが洗い流されるということが、エビデンス(科学的根拠)に基づいて報告されています。
このように身体の健康と口腔ケアの深い関わりが色々と報告されていて、今後も予防歯科の重要性は増していくものと思われます。